007と一緒にヘリコプターから開会式に飛び降りたエリザベス女王!?
007と一緒にヘリコプターから開会式に飛び降りたエリザベス女王!?
007と一緒にヘリコプターから開会式に飛び降りたエリザベス女王!?
昨夜行われたロンドン・オリンピックの開催式は、なんとも英国的で、
英国的ユーモアのセンスが光っていたんですけど、
エリザベス女王の登場が007と一緒にヘリコプターからダイブ!
って言うのが、特に素晴らしい演出だと思いました。
(もちろん実際に飛び降りたのは女王じゃないですけどね。笑)

バッキンガム宮殿にジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)が
エリザベス女王を迎えに来た映像からスタート。
女王の愛犬(コーギー犬、そっくり)に見送られ、女王が007と一緒に
ヘリコプターに乗り込んで開会式会場へ向かう様子が中継された後、
開催式会場のスタジアム上空にはヘリコプターが登場。
再び映像に戻ると、エリザベス女王と007が上空からダイブしていて、
上空を見上げれば、ユニオンジャック柄のパラシュートが2つ!!
そしてパラシュートが着地すると、スタジアムに女王(本物)がご入場、
ロンドン2012オリンピックの開会を宣言なさいました!

86歳でいらっしゃるエリザベス女王にとって、
夜9時から3時間以上にわたる開会式は、かなりお辛いはず。
そういう意味でも、事前にこんな女王の映像を撮っておいて、
ロンドン2012オリンピックの開会における女王の存在感を際立てると言う演出は、
賢いし、素晴らしいと思いました。
そこには、ユーモアだけでなく、女王に対する愛と尊敬さえも感じてしまいました。
やっぱり、すごく英国的!

http://www.youtube.com/watch?v=N3FPDKScWrY
リンクをクリックすると、短縮版ですが、この演出のビデオが観れます。
開会式の時そのままのBBCのビデオもあるのですが、英国外では観れないので。


コメント

ダリア
2012年7月29日12:35

何故か日本では007&女王の部分はあまり報じられてませんね。
触れてさえいないことも。
ビーンやベッカムは見れるのに。
映像の使用料とか、何かあるのかな。
残念です(;;)

いおり
いおり
2012年7月29日13:47

このシーンは日本では見ることができません(どの番組でも放送されず、新聞で少し報じられたのみです)女王陛下のスピーチ場面は映るんですけどね。観たかったです。
こういう英国流のエンターテイメント性の高さ(Mr.ビーンも然り)ユーモアのセンス、すっごくお洒落だなあと思います。

Mimi
2012年7月29日20:14

ダリアさん

この部分が報じられていないなんて、びっくりです。信じられません。
今、BBCのいPlayerで見直してみたのですが、始まって25分、いよいよ女王さまの登場ですから、
ユーモアとかでなく、本当の意味で、オープニングのとても大事な場面なんです。
今の英国を理解する上で大切だと思いますし、もし、どうでも良い、意味の無いことでしたら、
86歳の女王に出演をお願いして、そんな演出を、わざわざするはずがありません。
製作者にとってはショックでしょうね。(私も、ちょっとショック...。)
Me Beanはともかく、ベッカムなんて、全然重要な意味合い/メッセージを演じてないのに...。
日本では、まだ人気があるからかしら??

Mimi
2012年7月29日21:36

いおりさん

このシーンが、日本ではカットされてしまっていること、想像もしなかったので、教えてくださって、
ありがとうございます。動画を送れるものなら送って、観ていただきたいぐらいです。

英国の田園風景から産業革命のシーンに変わって、
会場の上空で、ついに五輪が一つに(一つ下の更新の画像です。)。
その後、ジェームスボンドと一緒に、女王が会場へ飛び降りる映像が続き、
そして007のテーマ・ミュージックが一瞬流れた後、女王が登場され、全員起立。
全員起立で国歌が歌われる中、ユニオンジャックが掲げられるのですが、そんな厳粛な雰囲気が、
ジェームスポンドと一緒にヘリコプターから会場に向けて飛び降りた女王のイメージと、
本当に自然に暖かく繋がるところが素晴らしかったし、英国のエッセンスだと思うんですよね。
この経緯は本当の意味で重要だと思うので、「女王の爪いじり」なんかより報道して欲しいです。(笑)

3時間半のものを、きっと1時間ぐらいにカットしたのでしょうが、気をつけないと、オリジナルの製作者のメッセージやセンスよりも、カットした日本人スタッフにとっての英国が反映され過ぎてしまいますよね。
本当に残念です。オリジナルを、もっと観やすい時間に再放送してくれれば良いのにと思います。

hana
2012年7月29日23:20

Mimiさん^^

ニュースとワイドショーをつなぎ合わせてオープニングを何とか見ましたよ^^
仕方ないとはいえ、時差があるとライブで見るのは難しいので残念です。

007といえば女王陛下ですものね♪
メリー・ポピンズ、ハリー・ポッター、ミスター・ビーン
ロンドン交響楽団の指揮はサイモン・ラトルだったのですね?
エリザベス女王の開会宣言と同時始まった花火はこれまで見たことのないくらい見事に演出されていて美しかったです。
そして、最後にマッカートニーの「ヘイ・ジュード」
参加国すべてに女性がいるのは初めて、ということを知り
これまでの長い道のりをふり返って祝福したい気持になります♪

軽々しくない大人っぽい演出
こういうのが英国的というのかな?と思いました。

Mimi
2012年7月30日5:40

hanaさん

DiaryNoteのおかげで、時差なんて忘れてしまうほど日本をとても近くに感じていたのですが、
今回のオリンピックで、時差が8時間(夏時間が終わったら9時間)もあることをはっきりと感じてます。
開会式も、こちらは夜の9時からだったけど、日本では朝の5時からですものね。
リアルタイムで、3時間半、全部観れた方はそんなに居ないでしょうね。

でも、機会があったら、ショーを、ぜひ全部そのまま観て頂きたいです。
英国の近代化、多様な文化、変化と変わらないものが不思議に一緒に存在し得ているところが
表現されていて良かったです。(e.g., エリザベス女王とジェームス・ボンドとかね。)
音楽も素晴らしかったんですよ。(後日、使われた音楽のリストをアップしたいと思ってます。)
Women’s suffrage(婦人参政権)が、英国近代化の大切な要素として出て来たのが良かったし、
4才から18才の聾唖児による合唱団が、手話とともに国歌を合唱したのが感動的でした。
あと、歴史のあるNHS(ナショナル・ヘルス・サービスー英国の国営医療サービス事業)が
大きく取り上げられているのも(実際の医師や看護師が出演)、興味深かったです。

英国の歴史や文化を知らないと分からない部分が沢山あるし、表面的に良く出来ているだけでなく、
かなり意味が深かったりするのですが、分かってもらえるかとか、受けるかどうかに、
あまり左右されずに完成度を目指して、そのまま提示してしまう辺が、大人っぽいですよね。
観ている人の知識や文化によって、それぞれ違うところで楽しめれば良くて、
みんながみんな、同じところで喜んだり、笑ったり、同じに思わなくて良いところが、英国的だと思います。

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