いま、原田芳雄さんが亡くなられたことを知りました。
こころから、ご冥福をお祈りします。



ここ25年近く日本を離れている間
俳優として原田芳雄さんを見る機会は無かったけれど、
その存在感は、
『赤い鳥逃げた?』や『田園に死す』の頃のまま、はっきりと心の中に刻まれていて、

亡くなられたという知らせに戸惑ってしまった私は
原田さんのOnly My Songが聴きたくなって、
繰り返し聴いています。
http://www.youtube.com/watch?v=t0hYiY0sC1w&feature=BFa&list=PL18794C25D68CCC5F&index=25




私にとっての
あの頃の日々、
あの頃の東京が、
またちょっと、手が届かなくなってしまったような、
遠くへ消えて行ってしまったような気がして、
一瞬、胸がえぐり取られたような気がしたけど…。

そんな簡単にどこかへ行ってしまうようなものじゃないってことを、
そんな軽いものじゃないんだってことを、
「俺たちの季節が過ぎても…」って、
示してくれるのが、あなただから。

「どこで生きていようとも、かまいはしない。」
って歌うたあなた。
これからは、天国でしっかり生きていってくれるのが分かっているから。

「only my song
この俺の叫びは消えても
only my heart
熱い血は燃える
時を超えて

そして歌は続いていく
お前の中で……」

って言う言葉が、本当に深くこころに響くから、

あなたがくれた、いろいろな歌を聴き直したいと思います。
映画で観たあなたのいろいろな表情が、胸によみがえって来ます…。

天国でも、がんばってください。





コメント

la vie en rose
la vie en rose
2011年7月20日2:58

Mimiさん

つい先日、原田芳雄さんが映画の舞台挨拶に車椅子で登場されていた記事をネットで見た時その姿が私の知るその人ではなくて、変わり果ててらしたというか…
病のこともその時知って驚きました。

私は彼の若い頃の映画やドラマはあまり知らないし、あの時代のアウトロー的な印象を持っていましたが中年以降の彼の独特な雰囲気が好きでした。
もう71歳になられてたのですね。

合掌

Mimi
2011年7月20日6:44

la vieさん

どうもありがとうね…。
私も、ネットであの写真を見たけど、それまでの経過を知らなかったので、
ただ、病院から退院なされたばっかりなんだと思ってしまいました。写真も小さかったし…。
今思うと、ちゃんと見ていなかったんだと思うんです。私にとって、原田芳雄さんの若い頃のイメージが強烈過ぎたから。

知り合いが、あの頃アングラ演劇(天井桟敷とか、憶えてる?)に関係していて、
そのつてで、一度彼のことを2mぐらいの距離で見かけるチャンスがあったのですが、
ただ立っているだけで、あの時代を象徴する強烈な存在感。圧倒されてしまったのを憶えています。
その後、時代は変わって、原田さんは、どんどん良いお仕事をされて…。
中年以降の彼の作品も、ぜひ観なくちゃと思っています。

ありす
2011年7月20日13:03

私も訃報を聞いた途端に泣いた一人です。つい先日まで放送していた「高校生レストラン」というドラマで、主人公の父親役を楽しそうに演じてたのに、突然旅に出るという設定で降板してしまい、心配していた矢先でした。

また一つ時代が終わりましたね。合掌。

Mimi
2011年7月20日17:35

ありすさん

どうもありがとう。
なんとなく、ありすさんなら、上に書いたこと、良く分かってもらえるような気がしていたので、
コメント、頂けて、とてもうれしいです。
中年以降の原田芳雄さんを、全然観ていないので、どうにかして観たいなって思っています。

一つ時代が終わってしまったけど、「俺たちの季節が過ぎても… 熱い血はめぐる。人から人へ。」って歌ってくれているし…。ありすさんとだって、ある時代を共有出来るみたいなところで出会えたんだし…。
原田さん、良く頑張ってくれたなあって、頭が下がります。合掌。

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