とても不思議な時間。

急に、一日違いでこの国を訪れることになったと言うだけでも、
今だに、びっくりしているけれど、

言葉も通じない国の街で
何の無理も無く、とても自然に落ち合うことが出来て、
日が暮れたら涼しいわね…とか、
ごくごく普通のことを言い合いながら、
お友だちと娘さんと3人で、
まるで近所を散歩しているかのように、ぶらぶら歩くなんて、

想像も出来なかったようなことなのに
何か懐かしくて、とても不思議な時間でした。

お食事の後は、
わたしと彼にとってのこの街での住み家のようなところへ来て頂いて、
とってもゆっくりと、なだらかなのに、
たとえようも無いほど鮮明に時間が流れて、
今でも、居間のソファーを見ると、
一瞬、彼女たちが座っているように見えたり、
キッチンに入っていく彼女の気配を急に感じたりしてしまうほど…。

おしゃべりが弾んで、つい遅くなってしまって、
彼女たちがホテルに戻るのに、タクシー乗車拒否がちょっと心配だったけど、
ここのスタッフの若いお兄さんが助けてくれて、
あまり待たずにタクシーを捕まえることが出来たことさえ、楽しい思い出です。

それにしても、
あんなに台風が心配されていたのに、
彼女たちがこの街に居る間、
雨が一滴も降らなかったって言うのも、とても不思議…。

今日は、こちらは、ざあざあ降りの雨です。