今日の大事件

昨日の晩、
部屋が広すぎる、静かすぎる、ベッドが大きすぎると文句を言ったばかりなのに、
今日、信じられないようなことが起こって、
ますます大きな部屋に移ることになってしまいました。

今朝は、ちょっと疲れが出てしまったのか朝寝坊。
朝ごはんをゆっくり、たくさん食べたら、また眠くなっちゃって、ベッドへ。
眠りはしなかったけど、だらだらと新聞を読んだり…。

上海観光第一日目のはずなのに、これではまずいと、
弱々しく起き上がり、
服を取りに、クローゼットのドアを開けたら、
なんと、ドアが外れて、私の上に倒れて来たのです！

ちょっとしゃれたデザインの、かなり縦長のドアで、
厚手の曇りガラスに細い金属の枠。
クローゼットの中の照明をオンにすると、ガラスを通してぼんやり見えたりするんです。

2002年に出来たこのホテル、とてもモダンなデザインで、
上手に説明出来ないのですが、バスルームは、
壁一面の窓からの景色(26階）が楽しめるオープン・システムになっていて、
シャワー室とトイレは、それぞれ、やはり曇りガラスのドアで仕切られています。
クローゼットは、ベッド・ルームではなくて、
そのバスルームにあるんです。

急に、頭の上にドアが倒れて来たのですが、
運動神経の鈍い私でも、とっさによけることが出来て、
怪我はしないですみました。

安全のために、相当な強化ガラスを使っているのでしょう。
大理石の床に落ちたのに、割れもせず、でも、メタル製の枠が外れて、
落下時の衝撃の強さを物語っていました。

あわてて電話して、説明すると、
すぐに、副マネージャーも含めて、3人も駆けつけてくれて
事故現場（？）の写真を撮った後、
大丈夫だと言うのに、病院へ連れて行かれ、
今までだって、エグゼクティブ・ルームだったのに、
エグゼクティブ・スイートに移ることになりました。
(今までの部屋は修理が必要なのは分かるけれど、
大きなスイートには移りたくないと言ったのですが、
他の部屋は、予約がいっぱいだと言われて…。）

私が上手に避けなかったら、頭を打って、
打ち所が悪かったら、大変なことになっていたのですから、
ホテルが謝るのは当然なんですが、
平謝りに謝ってくれて、
今夜は、何を食べても飲んでも、タダ。
月曜日の早朝、空港に向かう時は、リムジンまで用意してくれるそうです。

でも一人で食べたり飲んだりするのは寂しくて、
せっかくタダなのに、あまり食べれなかったし、
ひとりなのに、二部屋あっても、がらんとしすぎ…。
3時ごろには自由になったのだけど、疲れて、何も出来なかったし、
さんざんな一日でした。

ホテルがお花とフルーツを持って来てくれたり、
誠意を見せてくれているので、
怒りを感じないでいることが、なにより。

人生って、ほんと、何が起こるか想像出来ませんね。