ミーハーな浦島たろ子

『ミーハー』って、
みいちゃんはあちゃんの略。程度の低いものに乗りやすいこと。（三省堂「新明解国語辞典」）

ここ２～３日の私って、まさしくこれなんだけど、
この言葉、まだ、普通に使われているのかしら？

ここ数日間、インターネットのニュースを見ると、
どこもかしこも、『押尾学』とか『矢田亜希子』とか『酒井法子』って、知らない名前ばかり。
私は、この人たちの名前を見るのも聞くのも初めてだし、もちろん顔も知らなかった。

これだけまとめて、まったく聞いたことも無い人たちのことが、いっぺんに、
有名人のニュースとして、大騒ぎになっているのを前にすると、
20数年間の空白が、あまりに大き過ぎて、くらくらと眩暈を感じてしまうほど…。

こんな時、インターネットって本当に便利。
憑かれたように、いろいろ調べてみる。
Wikipediaで、それぞれがデビューした年を見て、
私が日本を出た後だから、知らなくて当然と、安心してみたり、
ＹouＴubeで、酒井法子って、名前の読み方も分からなかった人が歌うのや、
押尾学のステージ、矢田亜希子がTVに出ているのを初めて見て、
ほんの少しだけど、追いついたような気がして、安心したり…。

ミーハーだって、分かっているの。
でも、あの違和感、疎外感は、ショックだった。
あの人達のことを、興味の無い人達、関係の無い人達って言うのは簡単なんだけど、
日本のことを、興味の無い国、関係の無い社会とは、どうしても思えなくて…。