捕まっちゃいました！

ブダペストで大好きなものの一つは、温泉！
ブダペストは、ケルト人、ローマ人、トルコ人の時代からの温泉の都。
1000以上の源泉が沸いていて、現在、市内には12の温泉があります。

私は、ブダペストに行くと、必ず温泉に行きます。
でも、彼は今まで、昼間は仕事が忙しくて、温泉に行く機会がありませんでした。でも今回、帰りのフライトが夕方なので、ぜひ一度、温泉を経験して欲しくて、市民公園の中にあるセーチェーニ温泉を紹介することにしました。

このセーチェーニ温泉は、３つの屋外温泉プールと１２の室内浴槽を含む大型温泉施設。ここは男女一緒、水着着用。
20世紀初頭に建てられた建物が、公園の緑に映えてとても素敵です。

ホテルからセーチェーニ温泉まで、地下鉄で。
駅（無人）に降りて行って、切符を買おうと、お札を自動販売機に差し込んだのですが、お札が、くしゃくしゃ柔らかくなり過ぎているからか、
販売機の中に入ってくれません。
彼が、他のお札を何枚か試しているうちに、地下鉄がホームに入って来て、すでに、温泉気分に浮かれてしまっているわたしは、
到着した駅で精算すれば良いから大丈夫！と言って、彼を電車に乗せてしまいました！

そして、うきうきとセーチェーニ駅へ降りたったのですが、
ホームには、すごくがっちりした体型の女性が二人。
「チケット！チケット！」と大きな声を上げて、切符を検査しています。

にっこり可愛く微笑んで（？）、切符を買えなかった事情を話しても、
顔色ひとつ変えず、「20ユーロ！20ユーロ！」と叫ぶだけ。
100円するかしないか、たった3駅の無賃乗車（!）の罰金が約2700円は高すぎると思うと言うと、
今度は「ドキュメント！（彼によるとパスポートのことですって）」、「ポリス！」。

旧共産圏で仕事しなれている彼は、ここで払っておかないと、もっと大事になるよって、
20ユーロｘ２を、おとなしく払いました。
40ユーロの無駄遣い。わたしの責任です。ごめんなさい。

すごくショックだったけど、セーチェーニ温泉はとても気持ちが良くて、
彼も、仕事の疲れを癒すのに良いって、とっても気に入ってくれて…。
私のブダペストへの愛は、変わりません。




*画像＊
①市民公園にあるセーチェーニ温泉の建物
②屋外温泉プール
③罰金の領収書！